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現役テニスコーチによる情報共有ブログ

未来を見てますか?レシービングスキル②

今回はレシービングスキルの予測についてです。

 

タイトルにありますように

 

未来を見ながら試合してますか?

 

って生徒に言うことあります。

 

おいおい頭おかしいんちゃうか?

 

って思われるのは重々承知の上なのですが、

 

冗談ではなくて

 

マジの

 

大マジで

 

未来を見ながら試合してください。

 

いやいやそんな特殊能力ないよって

 

エンペラーアイがあれば

 

苦労しませんよ

 

って言いたい気持ちは分かります。

 

エンペラーアイとかは冗談ですけど

 

未来を見るというのは本気です

 

正確に言うと

 

未来を予測してください。

 

外れてもいいので

 

本当に外れてもいいので

 

未来を予測してください。

 

大事なので2回言いました

 

上級者と中級者の差はここが大きいです

 

じゃあ未来を見る方法をお伝えします

 

ってなんかうさんくさいですねw

 

ちょっと大げさに言うた方が分かりやすいかなと思って

 

ただただ善意で文章を作成しております。

 

皆様のお役に立てればと…w

 

では本題にいきます

 

僕も当然エンペラーアイは持ってないので

 

予測した未来が毎回当たるわけではないです

 

もちろん予測が外れてもボールは返そうとします。

 

そういうボールは基本はシングルスならクロスに返す

 

ダブルスなら後衛に返すとあらかじめ決めてます。

 

さっきも言いましたけど外れてもいいから

 

予測してください。

 

ではどうやって未来を見るかというと

 

ポイントは2つです。

 

①相手のラケットとボールの位置関係

②相手の重心(バランス)

 

初めはこの2点に注目してみてください。

 

まず①相手のラケットとボールの位置関係について解説します。

 

例えば想像してみてください。

 

ボール対して外側にラケットがあれば

 

ボールの外側に力が与えられるので

 

クロスに飛んでくるのが分かりますか?

 

コースが分かりますよね?

 

回転も分かります。

 

ボールの下からラケット用意されてたらトップスピン

 

ボールの上からならバックスピン

 

飛んでくる前からコース回転が分かるだけでも全然違いますよ。

 

では次の②相手の重心(バランス)

 

これも重要です。

 

例えば自分が深いボールを打って

 

相手が対応が遅れてボールと近い状態です。

 

ここで①も見てることが分かりますね。

 

ボールが近いということは

 

打点が後ろになったり

 

身体を後ろに倒して無理に前で打とうとします。

 

相手のこういう姿を確認出来たら

 

ボールが浅くなるのが分かりますか?

 

反対に重心を前で打ってたら速いボールが予測できますよね?

 

じゃあポジションを下げて速いボールに備えましょう。

 

自分のポジションが決めれますよね?

 

チャンスボールや浅いボールの対応が遅い人は

 

予測が出来てないことがほとんどです。

 

チャンスボールに弱い人は

 

チャンスボールに強い人に比べて

 

余裕がないんですよね

 

チャンスボールが来ることが予測できてないので

 

びっくりして対応してるので

 

心も身体も準備できてないので失敗するんです。

 

こんな経験ないですか?

 

ミスした時

 

こうしたらよかったやんって

 

ミスした後分かるやつです

 

そうなんですよ

 

でもテニスはそれを瞬間的に判断しないといけないんですよ

 

だからこそ相手の次のボールを予測してください。

 

自分に少しでも時間を作ってください。

 

その時間という余裕がミスを減らし

 

その余裕が攻撃のチャンスを生むんです。

 

僕も予測の大事さを理解するまで

 

全然攻撃できませんでした。

 

ペースが遅い相手なら攻撃できるのですが

 

本当に強い選手が相手になると

 

受け身なテニスをせざるえませんでした…

 

しかしコーチ経験と通して予測の大事さを痛感してからは

 

今までに比べてワンテンポ早くボールに入れるようになりました。

 

この感覚をみなさんにも味わってほしい!

とにかく

 

①相手のラケットとボールの位置関係

②相手の重心(バランス)

 

この2つから見る習慣を始めてください。

 

要は相手を見てください。

 

恐らく予測が出来てない人は

 

ボールだけ見てません?

 

ボールも見ますが

 

相手と対戦してるのでボールだけでなく相手も見てください。

 

サッカーで1対1の時ボールだけ見てますか?

 

相手の足や重心も見ますよね?

 

ボクシングで相手のグローブだけ見ますか?

 

ただこれの原因のひとつが

 

テニススクールが打ち方を教えすぎる気がするんですよねー

 

もしくはテニス雑誌やユーチューブもボールを打つ瞬間の話ばかりで

 

次ボールを打つまでの瞬間の話や指導をしてない

 

ジョコビッチが強いのは

 

ボールを打ってない間の瞬間が他の選手より上手いんですよねー

 

もう感動レベルです。

 

いろいろ脱線しましたが予測をすることで

 

相手のボールが分かり良いポジショニングができます。

 

結果ミスが減り、次の攻撃のチャンスがラリーの主導権が握れます。

 

エンペラーアイ等の特殊能力はみんな持ってませんが、

 

努力を積み重ねて予測力を向上させてください。

 

その経験が直感に変わった時あなたのテニスが化けます。

 

今回は以上です!

 

それでは!